第2期 2002年
1月14日〜(全10回)
第1回 2002年1月14日(月)19:00〜 参加者の自己紹介を終え、写真について金村さんの言葉、それから参加者の作品検討へ。 今回のレポートは、金村氏の言葉を拾って。 「写真をみせるのは勇気がいること。。。」 「写るのは目の前にあるものだけ。感情移入をしない方がいい。自分が写したものをどうみせてくかだよ。 「プリントのトーンは写真に合ってればいい。うまい、下手はあるけど」 「時代なんて写らない。そんな非現実的なことしない方がいい。。。」 「できることとできないことが必要。なんでも出来ちゃ駄目なんだ」 (レポート:小寺) 第4回 2002年2月4日(月)19:00〜 2期がスタートして、そろそろ中盤にさしかかろうとしている。 さて、今回は実況中継。
金村: 君の写真は2種類あるね。 うつり込みと実像がくっきりと別れているもの(写真 1)と、曖昧なうつり込みの(写真 2・3)と。 こっち(写真 1)は、劇的だからよくみえるけど、言葉で表現できちゃうんだよ。 でもこっち(写真 2・3)は、なんだか分かんなくて見ちゃうんだよ。 だいたい展覧会行くと、みんな分かりやすいことやってるんだよね。 こっちでいってみよう! 写真 1 写真 2 写真 3 (レポート:小寺) 第5回 2002年2月13日(水)19:00〜 金村「何故、自分でプリントをするといいのか。。。自分の写真とずっとつきあってくことになるから分かってくる。 金村「タテをやるなら、タテをやる根拠がみえないと駄目ですね。」 金村「中判使ってるとそうはいかないけど、35mm使ってると身体といっしょになってくるんですよ。 こうしたやりとりを経て後、貸し暗室にて初めてプリントした二枚の作品が持参された。 I「〜 分かんないですね〜。」 次の回、貸暗20時間。 金村「最初にしてはうまいなあ〜。」 と金村氏に選ばれた作品。。。 金村「いいけど入んないっていう写真はとっとくんですよ。いつか入る時がくるから。」 I「L判でみた時はよくみえても、大きく焼いてみるとよくないんですよね。。。」 (レポート:小寺) 第9回 2002年3月11日(水)19:00〜 Fさんは、3期への参加を決めて帰っていった。 では、見学者への金村さんの言葉を。 「君は、地面を入れてる写真と地面を切ってる写真があるな」 「君が興味がないものが入ってくる方がおもしろいよ。興味で入ってくのは簡単なんですよ。つっこんでいけばいいわけでしょ。ノイズが入んないんだから。でもノイズがおもしろいんですよ。 「でも、無駄なことやるって重要ですよ」 (レポート:小寺) 第10回 2002年3月18日(水)19:00〜 今回は、金村さんの今期・名言を集めてみました。 「効果としてモノを入れて、それで思想を出そうってのは、みる人を誘導していることになる。主題をみせない方が、人ってついてくるんですよ」 「普段みているものの方がおもしろいんですよ」 「イミを消すにはイミを過剰に取り入れるといいんじゃないかって。。。」 「私の写真は、どちらかというとイコン批判ですからね。メタファーを否定してます」 「みる写真っていうより、よむ写真っていうのかな。。。」 「案外、こうどんどんどんどん撮れると不安になってくるんですよね」 「全部みせちゃうと、人って印象うすくなるじゃないですか。間を想像させるようなね。。。」 「東京は好きでもなきゃ、嫌いでもない。でも、ここに居なきゃしょうがないみたいな。。。」 「そりゃ、撮ってるときはバラバラですよ」 「写真は肯定していくしかないんですよ。だって、そこにあるものが邪魔だからって、そう思い通りに消えてはくれないわけじゃないですか」 「ケチケチしない!」 「撮れなかったら撮れなかったでいいんですよ。これは撮れないって分かるのはいいことなんですよ」 「現実を肯定していると写真って強くなりますよ」 「うす汚くやった方がいいですよ。美しい心をもつから、荒廃したものに目がいくんですよ。私もそうですよ!(笑)」 (レポート:小寺)
「私のワークショップは、基本的には作品検討です。作品というのは、本人の自発的な意志からしか始める事はできないし、一方的に教えるなどという事もできないでしょう。作品を創るという事は、10年、20年の長いスタンスの中で考えられます。写真作家になろうという人は、その最初の入口で一番、悩むのではないかと思います。このワークショップは数カ月という短い期間ですが、長い作品創造のその入口への機会がつかまえられれば、自分なりの道筋とある程度の地図さけ把握できれば幸いだと思います。」金村 修
参加者は、年齢も写真歴も、幅広い層。


目新しいものなんかないんだから」
現像未経験だった人々も道具をそろえはじめたり、貸し暗室で「焼き」に挑んだりと、毎回みなさんのやる気には驚かされる。。。
紹介させていただくのは、Mさんの作品。
うつり込みの写真。
そういうものって、パッとみ、いいけど、展覧会でズラッとならぶと、あっという間に見終わっちゃう。
でも、こういう曖昧な方がおもしろい。
明らかには分からない方がいいんだよ。
今年の木村伊兵衛賞も決まったようだ。
ただ日々を重ねてく。
今回は、今期が初参加・I
さんの初回からの様子を。
初回、モノクロの作品とポジ。現像、プリント未経験。
それから見なきゃダメですね。撮ることとみることは同じだから。」
とにかく考えなくていいんですよ、撮る時は。。。」
「自分でプリントすると、(撮る)発想がかわってくるんですよ!」
金村「今、撮ってて分からないわけじゃないですか。それが持続できるかなんですよね。
分かんなくてもおもしろい写真ってあるんですよ。」
「撮りたくなくても、撮る!」
「たぶん構図から入って撮ってるんでしょうね。」






「撮り口が完全にまとまっちゃうとおもしろくない。しかけてみせるのはあきますよ。
自然にやってる方が不自然で、不自然にやってる方が自然なんですよ。」
金村「ある程度、失望していかないと。。」
いつものように参加者の作品をみながら、金村さんの講評がなされる。
最後に、金村さんは見学者・Fさんの作品もみてくださった。
3期も活気あるワークショップになりそうだ。
なんとなしに興奮して撮ってると、入ってきちゃいますけどね」
終わってみると、10回ってアッという間。
本当に早いものです。