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第5期 2003年1月20日〜(全10回)
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第1回 2003年01月20日(月)19:00〜 初回は「金村修・第5期はじまりのお話」からはじめます。 「これは検討だから。写真の。とりあえず写真撮ってもらわないと困るし。。。 (レポート:小寺)
今年もはじまり、どうぞよろしくお願いします。
みなさん初心者みたいだから、あれだけど、まあ写真ってのはね、本数さえ撮ればなんとかなる世界だから。あと、続けることですかね。ここまで日本で有名になった写真家ってのは、とりあえず続けてるっていうのかな。あと、基本的に人の倍ぐらい本数は撮るみたいな人たちって、やっぱり最終的には残るわけだから。そういうテンションをね、こう、ずーっと続けてくってのが正しいと思いますけどね。
まあ、このワークショップに出たからっていってね、いきなりどっかのアシスタントになれるってわけでもないし。ただ、こうね、普通に働いてね、つまんない人生をおくるよりは、まあ多少、写真でもやってね、パッと花が咲いたほうがいいかもしんないし。そりゃ花が咲くには十年ぐらいかかりますけどね。
一応ここはね、アーチスト養成所みたいなところだから、うん。十年ぐらいは苦労すると思ってやってもらうと。。。十年後は楽ですよ。金なんかおもしろいように入りますからね。。。
といいたいところですがー、まあ、そのうちそうなるでしょう。でも少なくとも十年やってれば、写真の場合はなんとかなるから。それだけのモチベーションを自分でもてるかっていうのが問題なんだけど。ま、そういうことを含めてやっていきましょう。」
第2回 2003年01月27日(月)19:00〜 金村: 「君、おもしろくなったなー。もしかしたらいけるんじゃないか? 「焼きは、これぐらいだな。 「なんかスケール感があるよな。すごいいいよな。 「正面から撮ったらさすがにちょっと弱いからなー。ちょっと安易だよな」 写 真 1 「撮り方としてはこれですごいいいと思うけど、君、結構(アングルに)高低があるよね。 写 真 2 「これぐらい撮れるといいよな。まあ、偶発性かもしれないし。でも、とりあえず、これでいいよ。こういう距離とか、自分で考えてさあ。 正面の一部(が写ってる)っていう写真は切ったほうがいい。そういう写真っていうのはさあ、ある一部分をもってくる写真なわけじゃない。単純じゃない。その点、これ(写真
1)とかはすごくスケール感があるじゃない。こっから、こっから、こっから、こっからの遠近の問題が出てくるから、すごく複雑なんだよね。この写真を観るときは、ここと、ここと、ここと、ここ、いろいろと同時に目に入ってくるから、ものすごい複雑に見えるんですよ。 君の場合、すごく視覚が複雑だから。仕掛けがあるっていうのかな、そういう意味じゃ。 写 真 3 写 真 4 写 真 5 (レポート:小寺)
実況中継いたします。
今回は、児島洋介さんの作品を御紹介します。
ちょっとなんか違う。今までのランドスケープと」
都市撮ってるよりずーっといいじゃないか。都会撮ってるより」
ただ、分かって撮ってんのか、分かって撮ってないんだか、まだ分かんないとこがあるけどー。」
表現の段階ではおもしろいけど、学生の段階では少しまずい。。。
要するにアングルに頼っちゃう場合があるから。
まず、ある一定の視線で撮れないと、アングルに頼って撮ってんのかホントに撮ってんのかが分からなくなるから。
上下に振るのは、その次の段階。
だから、一回一定の方法を憶えて、それからずらしてくとかね。
ある一定の方向っていうか、例えば自分が得意な方向っていうのかな。
それをちゃんと固められれば、上に振ろうが下に振ろうがさあ、そんなにおかしくならないから。傾けようがさあ」
同じ正面から撮ってるんだけど、複雑さっていうのかな。
これ(写真
3)なんかにしても、すごい複雑な構造で切ってるんだよね。
それがおもしろいよ。持続できればすごいと思うし。
とりあえずこれでいいよ。実力があればできるよ!」
第6回 2003年02月24日(月)19:00〜 。 。 。 。 。 雪の日の実況中継 。 。 。 。 。 。 。 。 。 写 真 1 写 真 3 写 真 5 写 真 7 金村: 「こういう写真(写真
2、4、6、8)って割合、写真として成立してるよねえ。ちゃんと距離をもって全体をみるみたいなさ。それに対してこっちの写真(写真
1、3、5、7)ってのはちょっと違うよね。割と写真として成立しにくいっていうかさあ。まあ、いわゆる写真ぽくなってるような写真(写真
2、4、6、8)と、写真ぽくなんない写真(写真
1、3、5、7)っていうのがあって。。。そこらへんの違いがね、まず自分でわかるかということなんだけど。」 「こういうの(写真
2、4、6、8)はものすごく写真的にクルシェっていうのかな、窓つかって、光が入ってきて。。。それに対して、この(写真
1)みかんってのは、“みかんだな”っていう感想しかでないというさあ、そこにはやっぱり写真的なクルシェをつかってないというのかな、装飾みたいなものを。。。」 「こう(写真
2、4、6、8)もってくと写真っぽくなってくるだろ。なんか“汚い部屋も、摩訶不思議、写真に撮るときれいになります”みたいな。それが、こういうふう(写真
1、3、5、7)にもってくと単純に汚いだろ。この単純に汚い方がおもしろいんだよ。意味がないわけだから。こっち(写真
2、4、6、8)だとちょっとロマンチックな気分になってくる。光のざらつき方とかさあ、写真ぽい汚さって全然つまんないよね。ある種の写真の罠みたいのが入ってくるからさ。それが見極められるかどうかだよ。要するに、写真としてきれいにみせるとか、どうのこうのじゃなくて、とりあえず写真をつくりゃいいわけでさ。こっち(写真
2、4、6、8)なんか写真うつりはいいでしょ。たぶんファインダー見ればきれいだと思うんだよ。光が窓から入ってきてさあ。そういう魔力ってのが写真にはあるんだけど。でも、こっち(写真
1、3、5、7)はないじゃん。」 「このライン(写真
2、4、6、8)だと、まあ撮れるよ。人って、ほら、子供のときから写真みてるからさあ。写真の記憶ってものがぱっちりあるんだよ。それを捨てると、こっち(写真
1、3、5、7)っぽくなってくる。で、そうなってくると意外に難しくてさ、こうやって頭をぶっちぎったりさ(写真
7)。だから、ここらへんのぶっきらぼうさっていうのかな。こっち(写真
2、4、6、8)は、なんかポイント入れてくよね、光とか。“写真でみると、摩訶不思議、こんな現実がみれます”みたいなさ。“日常的な世界も白黒でみるとすばらしいですなあ”みたいな感じだから。でも、これ(写真
1、3、5、7)みるとうんざりしてくるでしょ。白黒でみてもうんざりだから。 「意外と、こういうふう(写真
1、3、5、7)に撮るのは難しいんですよ。ここまでルーズにやるのは。」 写 真 2 写 真 4 写 真 6 写 真 8 金村: 「君もすっかり植物一辺倒になったねえ。あ、プリントうまくなった。」 「空って出し過ぎるとねえー、気持ち悪いんだよね。あと下手にみえる、空出しちゃうと。ちょっと構築物が入った方がいいかな。でも君のって基本的に構築物が入るよ。」 「まあ、こんなもんだろうな。 「これいいよ。おもしろいよ。 (レポート:小寺)

まずは、木村諭紀夫さんの作品をご紹介します。

そっちの方がおもしろいと思うよ。ここらへんだね。ちょっと本数少ない。もっと倍ぐらい撮った方がいい。」

続いて、沼尾哲平さんの作品です。
これぐらいあれば、おもしろいけどね。
これなら、点数少ない方がおもしろいかもね。」
この7枚ってバランスいいよね。この7枚だけで、展覧会やってもいいよね。
ま、でも、あと3枚は必要だな。この7枚残しておいた方がいいよ。」
第9回 2003年03月17日(月)19:00〜 (1) A「なんか、ふてぶてしさみたいのが入ってくればなあって。。。」
B「写真ってすごく、モノとかが抽象的なかたちになるじゃないですか。それが、ちょっと距離で撮る(距離を意識して撮る)と“ごちゃごちゃするな”っていわれたとおり、今撮ってるのって、だんだんこう、具象っぽくなってくっていうか、見えてくるとやっぱり、、、」 (レポート:小寺)
金村「ふてぶてしいって意味がよくわからないけど」
A「撮ってる人間から独立しちゃってるっていうか、表現ではないっていうような。。。それから、被写体からも離れてる、そういう感じです。」
金村「表現批判してるんだ?」
A「いや、別に批判しようとは思ってないですけど、やっぱ、鬱陶しいじゃないですか。だって、私が考えてることなんて興味ないでしょ。もともと写真が好きなのは、そういう意味のふてぶてしさみたいなところなんで、それが出ないと嫌ですね。」
(2)
金村「うるさくなるよな。」
B「だから、以前にもっと戻りたいなって。。。今は、なんか撮ってるときに、自分のなかで構成しようとするところがあるんですよ。」
金村「それはあると思う。」
B「それで失敗してる。難しいです。」
金村「まあ難しいんだよ。でも、惜しいって感じだから。つまり安定感が少し強くなってきてるっていうか。。。君のおもしろいところは切り口の不安定さなんだよ。下手くそな不安定さじゃなくてね。」
B「どういう風にモノを入れていこうかってことを考えていったら駄目ですね。撮影してて思うんですけど、実際こう見てる視界って結構広いんですよね。」
金村「うん、広いんだよ。そりゃ、慣れだよ。」
B「撮るときは、無我夢中で撮るじゃないですか。」
金村「まあ、難しいんだよ。でも、一日一枚出ればいいわけだから、ということは30枚出すには30回撮ればいいわけだから。そういうふうに考えたら楽だよ。」