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第11期 2005年01月17日〜(全10回)



「写真は被写体を再現するという表象の万能に向かうのではなく、表象の不能/失調へと向かわざるをえないだろう。モノをモノとして撮ること、それはモノから意味や機能を奪い、モノをモノとしてこれ以上越えられない最後の状態にまでひきづり込む。モノは人間の命名行為や想像力からかけ離れた世界に存在する。近年の中平卓馬のようなカタログ的にモノを列挙していく撮影行為は写真の表象不能性への直面であり写真を“写されたモノ”と“実在のモノ”の隣接点/限界点を見い出そうという姿勢である。私達は写真を表象の可能ではなく表象の限界、何一つ言葉を発せられないような状態にまで追い込んでいかなければならない。中平卓馬のように常に写真とモノの限界/境界を維持しながらその隣接面、最後の状態で撮り続けなければならないだろう。」金村 修