[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

第13期 2005年09月26日〜(全10回)



「“語り得ぬものに対しては沈黙しなければならない”(ヴィトゲンシュタイン)のなら、写真は最も沈黙に近いものではないだろうか? 語り得ぬことに対してその語り得ないものがいつの日か突然、口を開き語り始めるという希望を、私達は一切あきらめきる所から始めなければならない。私達に必要な事は沈黙という名の無力であり、“主よ、あなたは今こそ沈黙を破るべき”(『沈黙』遠藤周作)時に何もせず何も出来ず、ただ受動的であるしかない無力、無力になる以外私達は写真に対して何ができるというのか? 私達は受動的な存在であり無力のかけらなのだ。撮影とは自由意志ではなく、無理矢理直面させられる何かなのであり、それは“さからえない命令によって”、“いやおうなく立ち会うように呼びつけられる”ことであり、“引き受けることのできないもののもとに引き渡されること”(ジュルジュ・アガペン)なのかもしれない。」金村 修

 

第2回 2005年10月03日(月)19:00〜


 今回は10期でもご紹介した田原さんの作品です。

金村:
「これ、いいですね!
 全部ピントがあってればいいってわけじゃないからなあ。ピンが合ってるとか合ってないとかでそろえちゃうと、そんなにおもしろくないでしょうね。
ピントが合っていないということもひっくるめて全部おもしろいわけだから。」

「こういうの(写真1)かっこいいですよ。この壁。こういうの(写真1、5)があったりするから、この街の写真(写真2、3、4、6)もおもしろいんですよ。
これ(写真1、5)がなくて、単純に街頭だけでばーっと集めていくと、そんなにはおもしろくないんですけど、こういうの(写真1、5)があったりするから、なんか視点がかわってんだ!みたいなのがわかる。
都市の撮り方を、違う撮り方してるんじゃないかという感じ。迷路ですよね。
 それに、こういうの(写真2、3、4)だけでいくと、僕のマネしてるのかなーって話になっちゃうし。。。」

「こういうの(写真1)入れたりとか、こういうの(写真5)入れたりとかすると、変わるんですよ。同じこういう(写真2、3、4、6)写真でも。
 写真ってのは、まとめてみる必要があるからね。それは、別に、一枚としての写真の成立を否定するってわけじゃないんです。
ギャラリーっていうのは、広がりでみせるわけだから、一点一点でみせるわけじゃないんですよ。その広がりによって、はじめて展開される世界だから。
よく、バラエティーつけるためにネコちゃん入れたりしちゃうんだけど、そうじゃないんですよ。展開っていうのは、バラエティーじゃないんです。
この人がもってる視点ってのは、どういうことなのか?っていう根本的なことを知るためにやるわけだから、ネコを入れたってだめなんですよ。
それはお客に対するサービスにすぎない。わかりやすくするための。都会には野良ネコもいますみたいなね。
 だから、こういう(写真1、5)視点の展開は重要ですよ!」

 

写 真 1

 

写 真 2

 

写 真 3

 

写 真 4

 

写 真 5

 

写 真 6

(レポート:小寺)